卯年にウサギの映画を観よう!・・・と、用意していたけど正月に見そびれ、卯年の十五夜に観よう!・・・と、思っていたけど忘れていて、まぁ名月は10月なことのが多いし!と、雑な感じにズルズル伸ばしていたら、ハロウィンシーズンに当たって僥倖。
・・・ってか、そんな運命論めいた作品なので、わたしも死ぬのかもしれないが、死ぬ前に時間がどうこう体験できるならそれもまたよし。
ウサギの着ぐるみがキーワードの映画。
よくわからない状況の中、よくわからない事件が続き・・・。
精神に問題を抱えた主人公の少年が、体験し選択する物語。
最後に、すべてがわかる・・・人にはわかる物語。
映画の中の情報だけでも、一応整理はできると思うけれど、よくできたミステリを読んだ時のようなスッキリした解法ではない気がする。
前提として、公開当時公式サイトに公開されていた情報を読んでスッキリするらしいというレヴューを読んで一応確認してみた。
トンデモさんのトンデモ宇宙論的なものを下敷きにして、そのルールに則って映画が構築されていたらしい。
作中の「タイムトラベルの哲学」がそれにあたるらしい。
主人公のドニーはそれを読んで世界構造を理解して、一番いいと判断した選択を・・・ってな映画だったらしい。
個人的には、そこまで確認してもスッキリはしなかったんだけど。
難解路線にしないで、「タイムトラベルの哲学」の内容を劇中で完全公開して世界観を説明した後で、わかりやすい物語を構築してくれた方が好みだったとは思うが、そんな映画だったらここまで「残る」作品にはならなかった気もする。
感想を書くために検索したら、続編が出てるのね。
監督も脚本も別の人が描く後日譚。
この作品が特別気に入ったわけではないからこそ、そんな続編が面白そうに思えてくる。
探してみようと思った感じ・・・多分ウサギ関係ないから12年待ちはせずともいいと思うしな。