ひさかた

ハイ・フィデリティのひさかたのレビュー・感想・評価

ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)
3.3
僕の人生におけるターニングポイント、トップ5。この映画で起こる出来事は、まさにその名誉あるランキングで1位を飾るようなことだった。

僕の人生は出会いと別れの連続だった。最高の音楽と出会っては金に困ってレコードと別れ、好きになった女の子と幸せな日々を過ごしては、何度も振られてきた。
今日もそうだ。ローラ。僕を振った、最新の彼女。つらかった失恋トップ5にランクインするくらい、悲しい別れ。急に別れを告げてくるなんて!何が何だかわからない。

そういえば、そんなことを繰り返してきた中で僕には何が残ったんだろう?
手元にあるのは、大量のレコードだけ。
いや、何かあるはずだ。振り返った先にはきっと、僕がローラに振られた理由もあるんじゃないか。
僕の失恋ランキングを振り返ってみよう。あの子との別れは辛かった……。

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面白かった!
男性じゃないと良さがわからない、というような前評判を聞いていたのは杞憂になりました!
確かに、男性的ではあると思う。男性の本音はそうなんだろうなと。趣味に対してどこかオタクなところもあって、かわいい女の子とお近付きになりたい。だから、本当に好きだと思える彼女がいても目移りしてしまう×出会いの数だけ繰り返す。
実際がどうかというのは私には分かりかねますが笑、そういう割とリアルな一面もありつつどこかロブの気持ちに寄り添いたくなる気持ちにもなる。
ほろ苦くもあり、リアルで切なくもあり、笑えて、なんだか微笑ましい。かわいい映画。
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