ピッツア橋本

白昼の幻想のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

白昼の幻想(1967年製作の映画)
4.0
“Lucy in the Sky with DiamondをBGMにしてもイケそうなサイケデリックフィルム”

離婚の辛さに耐えかねて、ずっと憧れてたLSDを実際使ってみたら想像以上に飛んじゃってどうしよう!?なピーターフォンダの話。

本作は青春ドラマがどうこうじゃなくて、LSDの疑似体験的なサイケデリック映像と浮遊感、ドリーミーな空間を楽しむ映画である。

この感覚はまさに60年代後半に見られたサイケデリックロックを映像化したようなもの。
revolver以降のビートルズやローリングストーンズなどを思わせる、
マーブルで紫が基調に感じる妖しいロケーション、そして幻覚が散見する。

ラストのセリフがそのままtomorrow never knowsって感じでドラッグムービーだなあと思った。
あ、もちろんミスチルじゃなくてビートルズです笑

たしかロジャーコーマン監督が
「自分のLSD体験を記録して映像化しようとしたらこうなった」
的なことを言ってた気がするので、
やはりそういうことなのだろう。

シナリオを求めたら怠くてしょうがない映画だけど、ひとつの映像体験として観たら 侮れない作品。
ピッツア橋本

ピッツア橋本