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ピクニックatハンギング・ロックのsmithmouseのレビュー・感想・評価

3.3
遠足の行き先が岩山ってアリなんですかね?
ダイナミック過ぎるピクニックにテンションだだ下がりじゃないか( ゚д゚)?

「物事は始まりそして終わる」
メルボルン近郊のアップルヤード女学院で2/14の聖バレンタインの日にピクニックが企画される。行き先は時計も止まる奇妙な岩山ハンギングロック。昼食後ミランダ、マリオン、アーマ、イーディスの4人は見学のため山頂に登るが、暫くするとイーディスだけが悲鳴とともに麓に駆け下りてくる。

コレは怖いでしょ(((-_-)))。
首吊りと関係ありそうなハンギングロック(人面岩っぽいし)てネーミングも12時で止まっしまった時計もさることながら岩山で何かに取り憑かれた様な行動を見せる女の子達の姿は浮世離れした美しさがタップリで可愛さ余って不気味さ1,000倍。
山とかで出くわしたら声もかけず逃げ出す自信アリ(゚o゚;;)

しかしあまりにも大自然は酷だ!
神隠しにあったのはボッティチェリの天使と呼ばれたミランダを始め岩山に登った4人のうちフリルのドレスを着た美少女ばかり3名。
でも神隠しに遭わなかった残りの1人は「シュレックじゃねーよ」と仰りそうなルックス。
キャッチアンドリリースが非常に無情だと思いますよ( ̄Д ̄)ノ。

しかも事件は殆ど解決の糸口も無くその後の状況は悪い方になる様にしかなっていかない。
神隠しなんてわけのわからん事で周囲の人々の人生の歯車が狂っていくのはジワリとした気味の悪さ。これ以降学校の経営はヤバイわ人死にが出るわでもう無茶苦茶。
特にアーマのお別れの挨拶のシーンとセーラの”特訓”シーンはゾッとした。
女子校の先生は自分には適性がないな(´・_・`)。

バナナはオヤツに入りますか?
耽美な神隠し映画。
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