吉田ジャスティスカツヲ

X-MEN2の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

X-MEN2(2003年製作の映画)
4.6
良くも悪くも、前作よりアメコミっぽい。


前作の成功をうけての2作目なので…
世界観や既存キャラの説明を極力なくしてお話をスピーディに展開していく流れは、シリーズの中でも良い効果を出せてる方だと思います。

全キャラクターが【パッと見で能力や性格がわかるもの】ですし、描き分けも十分です。
覚えやすいし、私としても混乱しないことが楽しめる要因となっています。

今回で明確になったローガンの過去探索は【断片的な情報よりも上の事態ではありませんでした】
つまり、仮面ライダー1号的な過去があるんだよねw
アダマンチウムを移植された場所での格闘戦にはアガります💉


スコット🕶にはもう少し活躍してほしいのですが、この旧3部作は「〇〇ンを描く章」だから仕方ないですかね。

実は次回、彼はもっと悲惨になる…


ただ上記のように、どのキャラにも見せ場や特徴を示すシーンを用意してるため…
【逆にローガン以外のどのキャラにもスポットが当たらず】
群像劇としてもどうしたいんだよ?な印象はありますな。


同時進行の場面も多いために頭の切り替えが大変だし、各キャラに愛着もわきにくいのは少し残念です。

が…その分、短時間でダイナミックなストーリー作りには成功しています。

群像劇がイマイチだと申しましたが…
ならば
【ヴィラン:ストライカーを軸に考えると割とスッキリ】してよく練られてる気がします。
ミュータントを一気に全滅させるには、この方法が一番でしょうね。


ストライカーとマグニートーは両極端な思想の持ち主ですが、それぞれの過去や境遇が理由なので、彼らが改心する物語も見てみたいです。

今回はミュータント対人間の戦いが多めで、ミュータントどおしの戦闘アクションは時間的にも少なったけど【各自の能力の使いどころをじっくり見れた感じ】なので好感触。


ミュータントどおしのトンデモ戦闘は次作『X-MEN ファイナル ディシジョン』でたっぷり見れますんで、乞うご期待。