シカゴホワイトソックスとのリーグ優勝シリーズ、ラストのワイルドシングが流れて、革ジャン着てチャーリーシーンがリリーフ登板するシーンがクライマックス。
全てはこのシーンにつなぐまでの伏線。
チャーリーシーンは今作はトムベレンジャーに代わりクレジットが筆頭、演技していないようでも、ノーランライアンのような投球フォーム、ひきつった顔、ポーカーフェイスで存在感。
若い石橋貴明もタカタナカ役で登場、もう少しインパクトあつたのかなと想像していたけど、登場人物も多く、当時の日本人像はこんなものと考えれば、いい味出している。この映画に出演したのでメジャーのスター選手の間でも有名。
敵役というか、鳴物入りFA加入、短期間でライバルのホワイトソックスに移籍した性格は最悪でも強打の捕手、ジャックバークマンの目つきが役柄を表している。
インディアンス贔屓のアナウンサーが成績が良い時はキチンと正装して実況中継するが、チームの緩慢プレーで成績が悪くなり観客席もガラガラになると、下着シャツ姿でバーボンをあおりながら実況中継した挙げ句、実況中継も放棄、とインディアンスの浮き沈みで人々は喜び悲しむ。
グランド整備でも日本語が聞こえてくるところをみると、日本企業がアメリカ市場を席巻していた頃、日本市場も意識していたことがわかる。94年公開なので野茂がトルネード旋風を起こし、日本人メジャーリーガーが次々と誕生するようになるまであと1年。
楽しい映画じやないかあ。
MLBファンの間で人気が高いのはうなずける。第一作と合わせて楽しみたい。