まーしー

メジャーリーグ2のまーしーのレビュー・感想・評価

メジャーリーグ2(1994年製作の映画)
3.0
前年に快進撃を続け、地区優勝を果たしたインディアンス。
しかし、オフシーズンの浮かれもあってか、再び弱小チームに逆戻りする。リーグ優勝という次なる目標に向け、選手の悲喜こもごもを描いた野球コメディ第2弾。

前作に引き続き、選手たちのキャラが濃い。
オフに俳優業を営んで足を痛めた俊足の外野手、得意の速球を捨て技巧派に転身した投手、ブードゥー教から仏教に改宗し闘争心を失った強打者など。チームが弱体化するのも納得。
そのような弱小チームに、とんねるずの石橋貴明がタカ役として出演。サムライ魂を見せ、他の選手にも良い影響を与えていた。

前作は、ベテラン捕手のロマンスが織り込まれていたが、本作は「ワイルド・シングス」ことリッキー(チャーリー・シーン)のロマンスが描かれている。
元受刑者とは思えない純愛に、単なるツッパリではなかったと思った。

また、インディアンスの熱狂的ファンも度々登場。
その中心人物がジョニーという男。
インディアンスが負けてもヤジ、少し勝とうものなら「どうせ次で負けるよ」とヤジ。阪神タイガースファンも顔負けの、このジョニーのひねくれっぷりが印象的。
あまりのひねくれっぷりに、インディアンスの他のファンからボコボコにされるのは必然の流れだろう。

前作で良い味を出していたウェズリー・スナイプスが交代したのは惜しいが、前作に負けず劣らず、笑いあり感動ありの作品だったように思う。