ピッツア橋本

ゴーストワールドのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.3
“どうにも止まらない。でも、どこにも行けない”

高校卒業間際のソーラバーチとスカーレットヨハンソン、そしてその若さに振り回される中年スティーブブシェミが織り成す青春脱力コメディドラマ。

どうやらアメリカのマンガ原作らしく、日常系ストーリーながらも随所で突き抜けたポップさとサブカルチャー臭漂う台詞回しが印象的。

『スウィート17モンスター』とか好きな人ならスッと入っていける雰囲気。

何というかオフビートな若気の至り、みたいなのが連発で、それに振り回される冴えない中年のブシェミがすごくハマっている。

事実だけ見ると色めきだって、豊かなはずなのに心が満たされない寂しさ。

スカーレットヨハンソンの洗練される前の美少女感がなんか良かった。

オチが思った以上にオトナというか、しゅんとなってしまった感じがゴーストワールドでした。
ピッツア橋本

ピッツア橋本