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此の蟲十万弗のameoのネタバレレビュー・内容・結末

此の蟲十万弗(1944年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

このところ不発続きで借金に追われる劇場主のジェリーは、町で小遣い稼ぎをする少年ピンキーに出会う。「世にも珍しい、踊る虫だよ」と小さな箱を渡されのぞいてみると、ピンキーの吹くハーモニカ(Yes Sir, That's My Baby)に合わせて踊る毛虫が。これは金になると踏んだジェリーは、世間へ大々的に売り出そうと計画するが。

毛虫を見せてくれ!、というのが第一の感想。毛虫はほとんど箱に入れられたままで、それをのぞいて驚く、またはにやける人たち。箱から出される研究所の場面でも人垣に阻まれる。少しは見せた方が最後の場面も際立つように感じられた。シルエットでもいいから。

物語は明快で、明快すぎるので展開も読めてしまいますが、ジェリーに失望して毛虫を渡す場面や、子供軍団の誘導、それから最後も印象的で見終わったあとに爽やかさが残りました。
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