ameoさんの映画レビュー・感想・評価

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くちづけ(1957年製作の映画)

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拘置所にて、それぞれの父親へ面会に来た男女の偶然の出会いから、憂さ晴らしのデートへ。そして二人はどうなるのか。

74分と短めでテンポも軽快。江の島へ向かうバイクの疾走感や、海岸、ローラースケート場、
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

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ベルリンにある巨大な高級ホテル。円形の吹き抜けが美しく、連日宿泊客でにぎわっていて出入りもはげしい。医者、実業家、速記者、男爵、バレリーナ、余命短い会計士など、素性の異なる人々がたまたま居合わせた数日>>続きを読む

永遠のハバナ(2003年製作の映画)

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セリフのほとんどない映画で、人々の営みを通して時代の空気を切り取っている。原題『Suite Habana』のとおり、さまざまな年代、生きかたの13人の暮らしぶりが昼夜の時間帯ごとに次々と映され、そのあ>>続きを読む

翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

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20年ほど前、テレビのチャンネルをてきとうに変えると映画『お引越し』がやっていて、海辺のシーンが映り、その開放感が強く印象に残った。それ以来、相米慎二監督の映画をみる機会はなかったけれど気にはなってい>>続きを読む

アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2006年製作の映画)

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人里はなれておだやかに暮らす老夫婦。妻がアルツハイマーになり施設へ、互いの関係が変化していく。

監督はサラ・ポーリーで初監督作。次作の『Take This Waltz』を先にみたけれど、関係と感情の
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初春狸御殿(1959年製作の映画)

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かつてかちかち山で遁走した泥右衛門(菅井一郎)とその娘お黒(若尾文子)は、洞に住み、術と体をはりの貧乏生活。いっぽう御殿のきぬた姫(これまた若尾文子)は、贅沢三昧に飽き飽きして出奔。瓜二つのお黒ときぬ>>続きを読む

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1961年6月21日初夏のパリ午後5時、駆け出しの歌手クレオの人生を左右する90分の出来事と、当時の世相が交錯するような映画。最初のタロット占いの店がある1区リヴォリ通りから、最後の13区サルペトリエ>>続きを読む

アラン(1934年製作の映画)

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断崖へ打ち付ける荒波と暴風そして轟音、吹き荒ぶ風により土は飛ばされ木も育たず、痩せた土地では石垣で囲った畑で海藻を肥料にジャガイモ等を何とか育て、危険な海では木と牛皮の簡素な船で灯油のためにサメを狩る>>続きを読む

按摩と女(1938年製作の映画)

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冒頭の按摩二人が山道を行く場面からしてもう引き込まれる。物語はユーモアや切なさもあり、何より風景が絶品で山道も川辺も温泉場も風景が生き生きとしている。高峰三枝子が雨の中で川面を見つめる場面なんてもう。

港の日本娘(1933年製作の映画)

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冒頭ではのんびりした青春映画かと思いきや、意外に激しく展開していく。風景に溶け込ませる人物描写は何とも心地よいし、無声だとより強くリズムが感じられた。教会の場面での寄り引きなんて痺れたな。

名刀美女丸(1945年製作の映画)

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刀工が玉鋼を打ちぱちっと飛び散る火花が白黒に映えて印象的。1945年2月8日公開と戦争末期でフィルムも配給制なため尺も短く、苦労がうかがえる内容だった。「監督と言えども霞を食ってるわけじゃないから、稼>>続きを読む

此の蟲十万弗(1944年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

このところ不発続きで借金に追われる劇場主のジェリーは、町で小遣い稼ぎをする少年ピンキーに出会う。「世にも珍しい、踊る虫だよ」と小さな箱を渡されのぞいてみると、ピンキーの吹くハーモニカ(Yes Sir,>>続きを読む

浪華悲歌(1936年製作の映画)

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製薬会社の電話交換手、村井アヤ子(山田五十鈴)が親の借金返済のために奔走するが、身勝手や甲斐性のない男たちに翻弄され、孤立し行き場をなくしながらも毅然と生きてゆく。

1936(昭和11)年に女性と社
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レディバード・レディバード(1994年製作の映画)

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酒場で歌っている30半ばの女性マギー(Crissy Rock)は、ある日パラグアイ出身の男性ホルヘ(Vladimir Vega)に出会い意気投合し、互いの身上を語りだす。マギーには父親の異なる4人の子>>続きを読む

秘密と嘘(1996年製作の映画)

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養母を亡くしたことを契機に実母を探しはじめるホーテンス(Marianne Jean-Baptiste)。写真屋を営み1年前に新居を手に入れたモーリス・パーリー(Timothy Spall)とその妻モニ>>続きを読む

未完成交響楽(1933年製作の映画)

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シューベルト(Hans Jaray)が貧乏時代に出会う質屋のエミー(Luise Ullrich)と、音楽教師として招かれる貴族の娘カロリーネ(Marta Eggerth)との恋愛を通して、未完に終わる>>続きを読む

メアリー・ピックフォードの シンデレラ(1914年製作の映画)

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『シンデレラ』アメリカでは初映画化の作品でシンデレラ役は当時人気の Mary Pickford が演じている。いじわるな継姉妹や魔法の馬車・ドレス・ガラスの靴など、おなじみの内容。

特撮による魔法や
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テムプルの愛国者(1936年製作の映画)

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アメリカ南部の農場にある邸宅では、6歳になるヴァージー(Shirley Temple)のために盛大な誕生日パーティーが催されている。それも束の間、南北戦争が勃発しあっという間にこの一帯にも北軍が迫って>>続きを読む

55年夫妻(1955年製作の映画)

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両親を亡くし叔母の家で暮らす若い娘アニタ(Madhubala)は、インド1のテニス選手ラメーシュにご執心。いつもながらテニス場で応援していると、観戦席の下で昼寝をしている失業中の漫画家プリータム(Gu>>続きを読む

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

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祇園と言っても華やかな雰囲気とは遠い祇園乙部の小さな店で働く、義理堅い姉の梅吉(梅村蓉子)と、実利的で男を手玉に取る妹のおもちゃ(山田五十鈴)の芸妓姉妹を中心に、周辺の人々の暮らしぶりが描かれた映画。>>続きを読む

有りがたうさん(1936年製作の映画)

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伊豆の山村と駅の二十里を行き来するバスの運転手、「ありがと~、ありがと~」が口癖な事から愛称は「有りがたうさん」(上原謙)。バスの乗客や山道を行きかう人達の人生模様が描かれる。



全編ロケ撮影と
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ステラ・ダラス(1937年製作の映画)

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貧しい工員の娘ステラ (バーバラ・スタンウィック) と、資産家の父の破産と自殺により失踪し、現在は工場長を務めるスティーブン・ダラス (ジョン・ボールズ) 。上流社会に憧れるステラはスティーブンの立ち>>続きを読む

男性と女性(1919年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

英国貴族のローム家。ローム伯爵(セオドア・ロバーツ)と、その娘メアリ(グロリア・スワンソン)とアガサ(ミルドレッド・リアドン)、伯爵のいとこアーネスト(レイモンド・ハットン)は、贅を尽くした生活に明け>>続きを読む

テンプルちゃんの小公女(1939年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1899年のロンドン。ラルフ・クルー大尉(イアン・ハンター)はボーア戦争出征のため、娘のセーラ・クルー(シャーリー・テンプル)を寄宿学校へ入学させる。ラルフの財産のためセーラは手厚く扱われ、誕生日には>>続きを読む

廿日鼠と人間(1939年製作の映画)

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1930年代、大恐慌時代のカリフォルニア州サリナス。農場を巡り生活する二人の男、口が達者で頭の切れる小男ジョージ(バージェス・メレディス)と、頭は鈍いが純粋な大男レニー(ロン・チェイニー Jr.)には>>続きを読む

浜辺の女(1946年製作の映画)

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沿岸警備隊、騎馬隊員のバーネット中尉(ロバート・ライアン)は、戦時の機雷戦により負傷して以来、悪夢に悩まされている。彼はビル・ゲッジス造船所で働くイブ(ナン・レスリー)と婚約しているが、不安にかられ明>>続きを読む

緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

警察署に一人の少年が保護されている。10歳ほどの丸刈りの少年(ディーン・ストックウェル)で素性をまるで語りたがらない。心理士のエヴァンス(ロバート・ライアン)が何とか話を聞きだそうとすると、「あそこに>>続きを読む

アンナ・クリスティ(1930年製作の映画)

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ニューヨークの石炭船の船頭クリス(ジョージ・F・マリオン)には二十歳になる娘アンナ(グレタ・ガルボ)がいるが、15年前にセントポールの農場に預けて以来、顔を合わせていない。ある日酒場で飲んだくれるクリ>>続きを読む

悪魔スヴェンガリ(1931年製作の映画)

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アメリカの怪奇?映画の古典。

音楽家のスヴェンガリ(ジョン・バリモア)は特殊な眼を持つ催眠術師でもある。ある日、同じ借家の画家の家に出入りしているモデルのトリルビー(マリアン・マーシュ)に惹かれるが
>>続きを読む

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