ニクガタナ

アメリのニクガタナのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
3.6
フランス映画のイメージをリュック・ベッソンとは違う方向に変え、世界中を魅了した、エスプリにシナモンかけたみたいなオシャレでクセのあるロマンチックラブコメディ。理由が切ない生い立ちの不幸のせいでコミュ障になっちゃった女性の幸せ探し。恋する相手が探る謎の証明写真の男の正体とか、納得性高くイタズラ心溢れる味付け肉付けの小ネタが豊富で上手いオリジナル脚本。色使いがキレイ、編集が巧み。アコーディオンやトイピアノの音が哀愁醸す劇伴がすごく良くて、思わずサントラCD買わされたクチ。ヒロインを取り巻く環境が似ていたからか「シェイプ・オブ・ウオーター」と「勝手に震えてろ」観た時に本作思い出した。アメリ役オドレイ・トトゥが色気はないが可愛いかった。アメリが想いを寄せる男性ニノ・カンカンポワ役にマチュー・カソヴィッツ。大して男前では無いがいい男で惚れる。イタズラで繋がり直す親子関係もなかなか。
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