ゆいこ

君がいた夏のゆいこのレビュー・感想・評価

君がいた夏(1988年製作の映画)
3.5
テーマも良いし、雰囲気にしろとても好み。なのだけれど...それだけに物足りなさを感じてしまった。
ジョディ・フォスター演じる憧れのお姉さん、ケイティー。
大人っぽさの中に時折見え隠れする幼さが愛らしくもあり、大人の階段を昇る10代から20代にかけての女性特有のきらめき。
そんな彼女の魅力によって、この物語は完成されているように思えた。
少年時代の主人公ビリーも、ピッタリな役どころだと思えただけに、大人になってからの彼の人となりや生き様に深みが感じられず、いまいち魅力的に思えなかったのが惜しい。
ともあれ、切なさ感じる夏の物語ってなぜこうも惹かれるんだろう。
この夏も、そんな気分にピッタリのお気に入りの作品が見つかることに期待して。
ゆいこ

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