嬉しい!3作目にしてようやくインディが学者っぽく見えた。現場壊しまくってるので考古学者としてはやっぱりダメなんじゃないかと思うんだけれど、まあ、かろうじて文献学者からは馬鹿にされるヤクザな考古学者をうまく演じているエージェントぐらいには見えなくはないレベルにまで持ち直したのは偉い👏。
というか、3作目にしてやっと看板通りのシリーズになったよね。
一本目は本業CIA、世をしのぶ裏の顔が大学教授(しかもへっぽこ)だったらわかるスパイモノなら理解の範囲内だし、二本目は本業宝石泥棒気が変わって人助け編と思った方が理解しやすい。学者にしてはシヴァとカーリーの関係わかってなさすぎだし、うっかり『ブラフマーストラ』と両方見ちゃった人は頭が混乱していると思うぞ。
この3作目、さらにすごいのは脇役の充実ぶりで、ヒロインとかお父さんはちゃんと仕事している研究者に見えるよね。
荒唐無稽で演出と撮影と役者の演技だけで持っていたこのシリーズ、ようやくコンセプトに実態が追いついたのね。
ショーン・コネリーは演技『薔薇の名前』より良かったような気がする。
ヒロインは『RRR』にも悪役で出ていたアリソン・ドーディーですが、今でも美しいけれど、この頃は本当にクール・ビューティーだったのね。ようやくヒロインがまともになった。(役者がではなく、役柄がです。)
この作品は整いすぎてるので前の2作みたいな愛嬌はさほどなかったですが、これはちょっと劇場で見て見たかった気もしました。