謎めいたプログレ・ロック的な前半から一転、いきなりハード・ロック的な拳闘の後半(笑)
しかし、ピーター・チャン監督…捻りを加えた作風に挑戦しつつ、妙に見応えある余韻に仕上げたあたりは流石。
で、実は原題は“武侠”で納得…捜査官は狂言回しに近く、実の主演は村の男で、彼の隠された過去が終盤の劇的かつ激的なドラマに繋がる。
そして、終盤のアクションは相変わらずのクオリティの高さで…特筆すべきは、あの大ベテランのジミー・ウォングに専売特許の片腕でドニー・イェンが対し、カンフー好きにはたまらないのだった。