子供たちの遊び場である空地が、中学生たちに取られてしまった。ジャイアンとスネ夫に野球ができる代替地を探すよう言いつけられたのび太は途方に暮れてしまう。
地球から遠く離れた別の銀河系に暮らす少年ロップルは超空間を航行中に事故に遭う。その影響で、宇宙船の倉庫の扉とのび太の部屋の畳が繋がってしまうのだった。
______________
|「20:00  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l\
|| ll
|| 『 90's_animania 』 ll
|| 提供 あちゃん よーだ ll
|L_____________」|
 ̄ ̄∕ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄﹨ ̄
∧__∧
( ) ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∕
◆大長編ドラえもん第二弾
藤子・F・不二雄(当初の名義は藤子不二雄)により1969年から連載された日本を代表する漫画『ドラえもん』の大長編作品。
大長編二作目のテーマは『宇宙』。
木星や土星といった太陽系が舞台になっているのではなく、地球が存在する銀河から遠く離れた別の銀河系が舞台になっていました。フィクショナルな惑星《コーヤコーヤ星》を舞台に描かれた今作は1981年に公開された作品ですが、70年代後半に世界的大ヒットを記録したSF作品の影響を強く受けているように感じます。
冒頭の真っ暗な宇宙空間で宇宙船が追われるシーンはさながら『スター・ウォーズ』。二つの月が登るコーヤコーヤ星は、同作の主人公の故郷である惑星タトゥイーンの砂漠に沈む二つの太陽を連想させます。
地球よりもコーヤコーヤ星の方が重力が弱いため、地球人はコーヤコーヤ星では運動能力が格段に上昇するという設定は、重力の強いクリプトン星からやってきて地球で無双の強さを誇る《スーパーマン》そのもの。
当時の子供たちにとっては夢のあるストーリーだったでしょうが、オリジナリティに欠けてしまっているのは残念。
◆ 地球はだいぶ汚れてるんだよ
コーヤコーヤ星やトカイトカイ星に暮らす人達は、地球だと呼吸が苦しいようです。なぜなら地球は空気が汚れてしまっているから。ただ楽しかっただけでは終わらせない、環境問題を提起するようなシーンは 子供向け作品として教育的見地から好ましいと言えます。
『明日テストがあるんだ、早く地球に帰って予習しないと。』というのび太らしからぬ発言が飛び出しましたが、その後のドラちゃんの返答が手厳しい。
『どうせいい点取れっこないでしょ。』
𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄 𓈄
Dear.あちゃん
秘密道具《夢たしかめ機》の機能が、
『ただ頬をつねるだけ』なの笑った𐤔𐤔