サマータイムブルース

ゆれるのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

ゆれる(2006年製作の映画)
3.8
2006年、時代を感じちゃうなー、お兄ちゃん(香川照之さん)の働くガソスタのレギュラーガソリンが125円!!ハイオクが135円!!

今思うとこれ、キャストが絶妙!!
今や時の人となりつつある真木よう子さんでしょ、香川照之さんに、新井浩史さん、そしてさらにピエール瀧さんと、すごいキャスティングで心躍ります

弟役のオダギリジョーさんはなんか初めてカッコいいなと思いました
革のジャケットをワイルドに着こなし、雰囲気もメッチャエロい
やっぱ彼はちゃらんぽらんな役がよく似合う

真木よう子さんはさすがに若くてオーラが滲み出ていました
しばし見とれる美しさ

香川照之さんは複雑な役どころを見事に演じてました
苦手な過剰な演技もここでは控えめで、好感度うp⤴︎

弁護士役の蟹江敬三さんが途中からなんか気の毒に思えてきました
依頼者から弁護を頼まれて必死に容疑者を救おうと奮闘いるのに、まるで身内から刺されるみたいな・・・
あれじゃ弁護のしようがないじゃないの

主役から脇役まで演技派揃いでドラマが締まって、最後まで緊張感を持って見れました
ただ1人、キム兄のセリフ棒読みだけが惜しかった

にしても、被害者の女性の膣の中から、容疑者と違う男性の性液が検出されましたって、どうしてそこ、中出しするかねー
容疑者のものではなかったけど、極めて近い近親者のものってことぐらい分からないのかな、遺伝子レベルで

コレは詰まるところ、2人の兄弟と1人の女性を巡る三角関係のお話ですね
仲の良い兄弟だけど、それぞれの心のうちは“ゆれる”複雑な思いがあるようで・・・
残酷な復讐劇でもありました

こういう事件を扱ったもの、法廷ものって、なかなかレビューするのが難しい、何書いてもネタバレしちゃいそうなのでこの辺でお開きと致します
ではでは🎵