えくすぷ

キャット・バルーのえくすぷのレビュー・感想・評価

キャット・バルー(1965年製作の映画)
4.3
自由の女神が女傑に変身して撃ちまくるアニメからスタート。

「キャット・バルー♪キャット・バルー♪」と歌う二人。
物語の途中で何回か登場し、ストーリーテラーとしての役目を担います。
本作のどこかほのぼのした雰囲気作りに一役買っています。
物語の主題が、父を討たれた女の復讐劇であるにもかかわらず、
けして重苦しさは感じません。むしろ軽妙。
復讐に燃える鋼の女と歌われるが、ジェーン・フォンダはずっと可憐な乙女でした。

物語の序盤にある長回しのダンスシーンはしっかり作り込まれていて、見どころの一つでしょう。
緊張感の張り詰める銃撃戦など皆無で、あくまでもコメディタッチで描く本作です。

ガンマンと鉄鼻男の二役を演ずるリー・マービンの演技にも注目です。
酔っ払い落ちぶれたガンマンが、無精髭を剃り落とし往年の姿に戻るシーン。
無言かつ強面なのに、なんともコミカルでほほえましい。

小難しい話は一切ありませんので、肩肘張らずにゆっくりと観覧できます。