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マッチ工場の少女のcyphのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
3.6
特集『愛すべきアキ・カウリスマキ』35mmフィルム上映にて鑑賞 『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』と並ぶ労働者三部作のひとつ、らしいけどいきなりブレッソンでびっくりした マッチ工場で黙々と働き、毒親らしい母とその男を養い、ひとりビールをハーフグラス飲み、たまにクラブに出かけ運命の出会いを待つ 愛読書は『理想の恋愛』 殺鼠剤という新しい運命に出会ってから、ついでにと言わんばかりに無敵に振る舞うくだりがいい 自分のために魔法の瓶を取り出し、自分のために夜の植物園で月下美人を眺め、自分のために選曲する やっぱり覚悟の話でもある
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