blacknessfall

喜劇 セックス攻防戦のblacknessfallのレビュー・感想・評価

喜劇 セックス攻防戦(1972年製作の映画)
2.9
"喜劇・特出しヒモ天国"に続き2本目の山城新伍さん主演作。

今度の山城新伍さんはセックスコンサルタント。ヒモ天国のストリップ小屋の支配人と同じぐらいらしい役だよね笑

セックスコンサルタント(しかし当時はカウンセラーて言葉はなかったのか?)なんで山城新伍さんの元に様々な性の悩みを持ったクライアントが訪ねてくる。

その性のお悩みをネタに悪ふざけしまくったお色気コメディ。

"特出しヒモ天国"はお色気コメディの構造を取りながらも場末の性の世界でしか生きることができない人々の悲哀をリリカルに画いてある種の文学性すら感じされる多層的な映画だったけど、こっちはそんなもん皆無。
ただただ性をネタにした挿話をコントのように切り取り繋いでいくだけ笑
お色気コメディとしてはこっちが正統派ではあるんだろうね笑

だけに気軽に笑って見れたんだけど、やはり時代の違いが大きくて今の基準で見るとギョッとするような女性蔑視的な描写が出てくる。

旦那が覗きハマってしまい相手にされなくなった奥さんの悩みに、「夫婦は共同作業が基本」だからと夫婦揃って覗きをしろと、奥さんにぶっ飛びのアドバイスをする山城新伍さん、色々アウト過ぎんだろ😂

でも、覗き魔夫婦になってハッピーエンドになっちゃうんだよなぁ、、覗きを一緒にして「私は貴方の妻ですもの」と妻が潤んだ瞳で夫を見つめ、「お、おまえ!」と感極まって妻を強く抱き締める夫
なんだ?これ?😂

あとは、杉本美樹さんが脱ぎ要員としてぞんざいな扱いだったのもびっくりした。
主演作もあったりするのにこんな役もさせられてたなんて、、まあ、でも、東映らしいね笑
blacknessfall

blacknessfall