喜劇 セックス攻防戦の作品情報・感想・評価

喜劇 セックス攻防戦1972年製作の映画)

製作国:

上映時間:85分

3.0

「喜劇 セックス攻防戦」に投稿された感想・評価

山城新伍の喜劇シリーズの中でも抜きん出て下品。
渡辺やよいの母乳調理、杉本美樹の陰部映倫マーク、三原葉子の膣圧鍛錬、内田良平の出刃亀忍者、多々良純への女性ホルモン注入…
競い合うような下劣映像の羅列。
「流したベビーは23人」「全日本のぞき連盟東京支部」「変形騎乗位ラクダくずし」等々、次々連発されるパワーワード。

バカ映画ながら、山城新伍が己の医者哲学を警察に向かって力説するシーンがある。
著署『河原乞食考』によると、山城新伍の父親は町医者で、主な客層はヤクザ、娼婦、在日朝鮮人等のマイノリティだったとか。
そこで学んだ彼らへのシンパシーと人間のエゴが原体験だという。
どんな気持ちでこの役を演じただろう。
セックス・コンサルタントに勤しんでいる男(山城新伍)が、性の悩みを抱えている患者たちを、あらゆる手管で治療していく。70年代初頭、量産体制下の東映が展開させていた、山城新伍主演の喜劇シリーズ。

下半身ネタが間断なく続いていく、単純明快な艶笑喜劇。ディキシーランド・スタイルの陽気な音楽に乗せて、健康的なエロスが描かれる。パンティを脱いだ瞬間に映倫マークが被さる、オープニング・クレジット(という名の額縁ショー)が愉快痛快。

今回の山城新伍は、性の悩みの専門家を目指している真面目な男。不感症、色情症、不毛症など、多種多様な症状をもった男女との交流を介して、ドタバタ劇が繰り広げられる。喜劇シリーズは露骨なヌードが控えめだが、本作ではピンキー・バイオレンスの常連女優が威勢よく脱いでくれる。

主人公の治療院で働くことになる従業員に由利徹。そして自由奔放な看護婦に杉本美樹。忍者の隠密能力を会得した内田良平が、野外セックスの覗き連盟に参加するくだりが最高に面白い。三原葉子の膣圧トレーニングが、今で言うところのライザップ。
YosinoLee

YosinoLeeの感想・評価

2.5
山城新伍と由利徹がPet Shop Boysの"Opportunities"みたく「I’ve got the brains You’ve got the looks Let’s make lots of money」と言わんばかりにセックスカウンセリング業に精を出す有様をショートコント形式で描く。渡辺やよい、杉本美樹など当時のポルノ女優達が全然古臭く無く、むしろ今風にさえ思える。たこ八郎の芸名が「太古八郎」になっているのがレア。オカマになった多々良純というのもレア。公開時の同時上映を調べた所、鶴田浩二主演の『傷だらけの人生 古い奴でござんす』だったらしい。メリハリが効き過ぎている。
たこ八郎が太古八郎になっている。体位を女性二人にタイツ姿で演じさせて山城新伍が笛で指示しているのが爆笑!