スピード以前の無骨なアクション映画の精神性を絶やさぬが如く制作された一作。
シリーズ全体を通して内容云々より30年前では考えられなかった共演のシークエンスに特化している。
なんといっても「ラスト・アクション・ヒーロー」やら「デモリションマン」で互いに煽り合っていたアーノルドとスタローンの歴史的な共演にブルース・ウィリスまでくっついてくるという豪華な一連のシークエンスだけで観る価値はある。
脇ではジェット・リー対ドルフ・ラングレンとかいう同人誌的内容を公式でやってしまうあたりいい意味でバカ映画であろう。
無駄な爆発、無駄な血飛沫の連続は80年代のアクション映画を愛するすべてのファンたちも納得の出来。
令和糞食らえの内容で満足。