MTGのコラボをきっかけにもはや古典レベルの名作を履修しようと思い鑑賞。
シリーズ一挙履修1本目。全て吹き替え鑑賞。
原作は1950年代に出たものと知って驚愕。現代ファンタジーの祖と言われるのも納得。これをゼロから捻り出したの凄い…。
この映画自体も2000年代初頭のもので、今と比べればCG技術なども劣るにも関わらず、原作ファンの制作陣の熱意で世界的に評価される物が出来上がった模様。
制作費を抑えるため王の帰還までの3本を一本撮りしたり、今ほど便利なVFXがある訳でもないので古典的な遠近法や代役を駆使してホビットと人間の大きさの差を表現したり、とにかく工夫が凄まじい。少し調べただけでも「はぇ〜」と声が出るようなトリビアがいくつも出てくる。
ストーリー自体はあまり目新しさはないが、そもそも指輪物語自体が数多の作品に影響を与えた"王道"なのでその辺は当たり前かなと思う。
それの走りだというのがこの作品の凄い点。
旅の始まりであるこの1本目は、冒険の始まりやパーティー結成のワクワク感が強くて良かったと思う。後半は特に苦しい展開になっていくのでね…。
でもショーン・ビーンは死ぬ…w
死ぬことに定評ありすぎて笑っちゃう…(GOTでも早めに死んでたw)。
若きイライジャ・ウッドやオーランド・ブルームが美しいのなんの…。リアルエルフ過ぎる。
特に好きになったのはアラゴルン。
寡黙で強くてひたすら騎士で実は最後の王族なんて二次創作かよ…好き…。
使命を帯びた幼い(実年齢は幼くない)主人公とそれを守る騎士(王族)の主従のような信頼関係…癖ェ!
アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンがグリーンブック主演だと言うのに1ミリも気づかなかった…w
イアン・マッケランやケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィングなどキャストが豪華。