松井の天井直撃ホームラン

ソウ ザ・ファイナル 3Dの松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)
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↓のレビューは。今はもうなくなってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。

☆☆★★★

※ 鑑賞直後のメモから

正直なところ、このシリーズを観るのは初めて。
※ 1 「何故ファイナルだけ?」と問われれば、TOHOのフリーパスを持っているからだよ〜〜〜ん(笑)
だからこちとら「何でも観てやりますよ!」状態♬

シリーズ物だと、どうしても順番通りに観ていないとなかなか触手が湧かない…ってものありますからね〜。

話自体は6からの続きらしく。「付いていけるかな〜!」と、不安感だらけで映画は始まったのですが。いざ惨劇が始まってしまうと、ついつい楽しんで観てしまう。
何しろこれまでに色々な作品を観て来たので、多少グロくても耐性が出来てしまっているので(苦笑)

様々なシチュエーションで惨劇が起こりますが。これって、要するにバラエティー番組に於ける〝お約束〟ゲームに似ている様な…。

言ってみれば、Nゲージを走る鉄道模型の先端部分には針が付いていて。一周する度に風船が割れるがどうか…ってアレね(笑)
又はクイズ番組で不正解だとすべり台が上がり、下の水槽に落ちるか?落ちないか?ってゆうアレです(笑)
バラエティー的には風船は割れないとつまらないし、水槽にはダイブしないとつまらなくて盛り上がらない訳ですよ(笑)

結局は〝そのノリ〟を楽しむ映画ですね。だから決して何があっても疑問は持たず、更には「何故?」等と怒ってはいけません。

最後までスラスラっと観れてとても楽しめたんですが?ラストは《ザ・ファイナル》に相応しく、フラッシュバックでシリーズの謎を明かす映像が。
この辺りだけは流石に、シリーズ初心者には「成る程!」なのか?それとも「ふざけるな!」なのか?…。

ところでこの作品。必然的に3Dで見せられてさしまうのでしょうか?
作品自体に3D効果がある場面はほんの少しだけ。いや、ひょっとしたら《鍵》の場面だけだったかもしれない。
プラス400円だけしか払っていない身で言うのもおこがましいのかも…ってところですが。
通常興行との選択の余地がない興行にはどうしても納得がいかないと言わせて下さい。
ついでに言うなら、何でもかんでも3Dにしてしまうのも一体どうなのだろう?と。

※ 2 このままだと3D上映には未来がない気がしているのですが…果たして。

2010年10月30日 TOHOシネマズ錦糸町/スクリーン7

※ 1 この頃からTOHOのサービス低下が激しくなってきた。3D上映の料金値上げや、金曜日初回上映のサービス終了にレイトショー料金の値上げ等々。
やがて都内で。渋谷・上野・日本橋・日比谷・新宿・池袋と。新ビル建築費用の捻出の為と思われるのだけれど。施設内に開設したスクリーン増加に伴ってのその都度の料金の値上げ。
当然の様にフリーパスも廃止となった。
(TOHOからみたら長年の懸念材料だったのだろう。客側からしてみたら「ふざけんな…」でしたけど)

そして今年、遂に入場料金を2000円時代へといち早くTOHOが舵を切った。

配信時代真っ盛りの今、業界最大手のTOHOが自分で自分の首を絞める時代へと突入。
《時代》と言ってしまえばそれっきりではあるものの、地上波のテレビは末期的。レンタルビデオはほぼ壊滅的な状況でのTOHOのこの強気な姿勢。
まあ〜社員じゃあないんで、最終的には「知ったこっちゃねえよ!」…って事ではあるんですけど。
でも、、、やっぱり映画は映画館で観たいって気持ちには変わりはないんですよねえ。

※ 2 予想通りに、その後3D上映は衰退の一途を辿った。