ひろぽん

ドラえもん のび太の日本誕生のひろぽんのレビュー・感想・評価

3.3
劇場版『ドラえもん』10作目

家出を決意したのび太たちは、日本のどの土地にも所有者がいることにがっかりしていた。そこでタイムマシンで7万年前の日本へと向かい、自分達だけの楽園を作り上げようとする。現代に戻ってくると時空乱流に巻き込まれタイムリープした原始人・ククルがさまよっており、ククルを7万年前の世界へ送り返そうとする。7万年前の世界でクラヤミ族を操り、ククルたちヒカリ族を支配しようとする精霊王・ギガゾンビを倒すべく奮闘していく物語。


上手くいかない現実を嘆いて家出をしようと決意するのび太、ドラえもん、しずかちゃん、スネ夫、ジャイアンの5人が選んだ家出先は土地の所有者がいない7万年前の古代の日本。

全く何も無い土地を1から開拓し、家や食べ物、お花、ペットなどを育てたりつくるなどして住めるように作り上げていく序盤はワクワクする。

全くドラえもんの道具でも歯が立たないギガゾンビの謎や、何度バラバラにされようと復活する形状記憶セラミックで作られた土偶のツチダマの不気味さがとても印象的。

ドラえもんのひみつ道具「畑のレストラン」で栽培された大根をパカッと割るとホカホカの美味しそうなご飯がたくさん登場するシーンは夢があって憧れる。

「ラーメンの汁飲んどけば良かった...」と後悔するのび太の死にかけのシーンや、ドラえもんの裁判判決で死刑になる幻覚は面白い。

いざっていうときに登場するヒーローのようなタイムパトロールの安心感は最強。

ドラえもんを上回る敵に対してどういった立ち振る舞いをしていくのがが見どころ。

のび太が生み出したペガ、グリ、ドラコとの関係やラストのお別れも良かった。生態系に多大な影響を与えてるはずなのに、タイムパトロールからなんのお咎めもないドラえもんたちの行いが少し気になった。


- ̗̀ 𖤐活躍するひみつ道具
リニアモーターカーごっこ
動物の遺伝子アンプル
畑のレストラン
たずね人ステッキ
ショックスティック
ウルトラストップウォッチ
通り抜けフープ
キャンピングカプセル
エアコンスーツ
タイムマシン
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