子供が面白いから、と力説するので、半信半疑で見に行きましたが、これが実際なかなか面白かったです。
マクロスシリーズは、最初の映画のテーマソングが、加藤和彦／安井かずみの手になるものとしては、すこし洗練度が低い気がして食わず嫌いで敬遠していたのですが、それが惜しかったな、と思える出来でした。
特に冒頭の長いコンサートシーンは製作者がやりたい事全部やってみました、というような自由さでとても楽しめました。
見たのが４月の初め頃でしたので、この映画を作るのには随分と資金も電力も必要だったのだろうな、と思ったりもしたのですが、逆に言えば、良い時期に完結編を作れて幸いだったのかな、とも思います。
人間と人間以外の地球外生命体や自然との融和がテーマだったように思いますが、宮崎アニメのような持って回った複雑さより、この映画ストレートさの方が好みです。
（電子の最前線 2011/6/12記）
