このレビューはネタバレを含みます
セリーヌシアマ監督が撮った初めての作品かな。
すでにこれって改めてすごいな。
雰囲気ありまくりでした。
前半は叶わない恋みたいな感じで切なくも甘酸っぱい的な感想だったけどそれだけじゃなかったね。
何かもっと苦しいというか痛いというか。
特にこの年代ってのもあるだろうし初恋だったら尚更だな。
マリーの気持ちは分かる。
辛いよな。
近づくところまではいけて仲良しになるという。
それはそれで嬉しいけどなりたいのは友達ではない。
でもそれ以上は難しい。
フラストレーションだね。
そんでぽっちゃりガールがクセで。
彼女なりに努力してるんだろうけど盗んで口にいれんなw
ちょっと変わった子だなとは思ったけど。
こちらもこちらで叶わぬ恋かな。
同性愛も異性愛も変わらず上手くいかないことがあるよって話かと思いました。
比べるものでもないかもだけど。
そしたらまさかのぽっちゃりガールの方に急展開。
計画通りではないけどイケメン君が向こうからやってくるという。
そのとき限りの穴埋めに過ぎないように見えたけど羨ましかったわ。
からの好きかもなんて言われちゃって。
そして受け入れない彼女。
これぽっちゃりガールの勝ちじゃん。
一方でマリーは相変わらずステイフレンズ。
どんどん親密になれてるんだけどそこからの一歩が難しすぎるね。
楽しそうにも見えたけどだんだん都合よく遊ばれてるだけにも見えてきて悲しかった。
あのキスは切なすぎるだろ。
終盤を見てて思ったけど結局フロリアーヌが1番楽しめてるんだよな。
顔が良い人間が最強っていうこの世の不条理な。
男遊びに困らないのは最高だろうけど友達がいなくて後悔する日が来るでしょう。
プールサイド、水中、更衣室。
どのシーンも絶妙。
パーティーのシーンも印象的で何故かフランス映画な感じがする。
ラストの雰囲気が何ともエモかった。
ここから成長してくんだな。
とりあえず男子更衣室が1番エロかったです。
あとフロリアーヌちゃんあんたの処女なんて知らん！
