ユミコ

風の視線のユミコのレビュー・感想・評価

風の視線(1963年製作の映画)
-
メインの登場人物全員が「他に」好きな人がいるドロドロ作。なのに不快さの少ない印象なのは、主人公のおふたりの関わり合いからくるものなのかもしれない。一見、入り組んでいるようでも、ははぁ、コレがこうなって、この人はかつて この人が好きで…と、自ずと人間模様が見えてくる。

私の啓二さま(失礼)は、中年の男の色気が半端なく、彼の道ならぬ恋のお相手役は、あのお美しい新珠三千代さま。
似合いすぎ… ಠ_ಠ
この美貌のおふたりが、長い間プラトニックなお付き合いを重ねていらしたということがまたお美しい…。そして私はとっても見たくなかったクライマックス的シーン… それもまた残念ながら超絶お美しく、啓二さまのあのようなお姿を拝見したのも初めてだった(ショック…)。
そんなツラい思いまでして、じっと耐えながら、やっとの思いで鑑賞し終えたというのに、やけに後味は爽やかだった。
ユミコ

ユミコ