りっく

幻の光のりっくのレビュー・感想・評価

幻の光(1995年製作の映画)
3.5
江角マキコが終始黒い服を着ているのが印象的。暗がりの中で引きの画で映される彼女は、まるで闇に飲み込まれているよう。黒い服も喪服を着ているようで面白い。

子供の演出が巧みな是枝演出はデビュー作でも健在で、少年のあどけない魅力を引き出すことに成功しているほか、ハッとさせられるような構図の画が飛び出してきたりと、静謐だが油断ならない映画。
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