短いのにクソ長い...
この人はやっぱりアクション向きじゃないような気がします。「ヴィルクマイスター・ハーモニー」の方が1.5倍くらい長いのに、圧倒的に短く感じました。暴動のシーンの差よ...
なんか全体的に人がバタバタ動いているだけで、「ヴィルクマイスター・ハーモニー」のように、突き当たりに向かって廊下を直走るスピード感がなく、キレが全然ありませんでした。
そもそもテーマが超古典的なので、主役の出る幕を減らして群像劇に仕立て上げたのはハーレムのムードを高めるのに貢献していたと思いますが、個人的にフェラーラにはずっとダサい個人の悲哀を撮っていてほしいと思ってしまいます。ルーテナントみたいな。