8 Mile：カーティス・ハンソン監督、製作、スコット・シルヴァー脚本、エミネム主演、音楽、ブリタニー・マーフィ、キム・ベイシンガー出演、ロドリゴ・プリエト撮影、2003年アメリカ、ドイツ作品。デトロイトを舞台にした、エミネムの半自伝的な作品で、彼の初劇場主演作品。
以前から観たかったがようやくの鑑賞。これはかなりリアルっぽさが持ち味の作品だと思った。主人公のジミー・スミスJr.（エミネム）は、得意のラップで成功し、いつかこの貧困や犯罪とは縁のない8マイルの向こう側に抜け出すことを夢見ている設定。その暮らしぶりの酷さが隈なく描かれているイメージだ。
メインのラップによるバトルも、その繰り出す下品で決して知的とは言い難い言葉の応酬が、若干のブラックユーモアにもなっていると思う。その臨場感はやはりリアリティがたっぷりだと思う。暴力、裏切り、貧困を乗り越えるためジミーはラップするが・・・・。ジミーが仕事に対して真面目になった事に若干の希望を感じた(笑)観て良かったとは思う。
