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夕陽のガンマンのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)
4.0
監督セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド出演による「ドル箱三部作」と呼ばれるようになる第2作。
レオーネが独自の演出スタイルを確立し名実共にマカロニ・ウェスタンの巨匠と称されるようになった娯楽作。
原題:(伊) Per qualche dollaro in più、(英) For a Few Dollars More (1965)

ダグラス・モーティマー大佐(リー・ヴァン・クリーフ)と、同じく賞金稼ぎのモンコ(クリント・イーストウッド)は、賞金が賭けられたインディオ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)一味を追ってはち合わせとなる。
一味がエルパソ銀行を襲撃しようと企んでいることがわかり…。

「ある事件?聞いて悪かったかな?
いいや、聞くのは悪くないが答えん」

「音楽が終わったら銃を拾え」

「何でもない。足し算のミスかと。合ってたよ」

ムダのない台詞とストーリー展開、
ロングショットとクローズアップを巧みに使ったマッシモ・ダラマーノのカメラワーク、
主役3人の個性を際立たせた監督の演出力。
さらに、エンニオ・モリコーネの小気味良い音楽が効果的に使われ、緊迫感を盛り上げる。
帽子、時計などもうまく使われている。
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