ピッツア橋本

スコアのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

スコア(2001年製作の映画)
3.9
"作品も故人も惜しい作品"

マーロンブランドの遺作という事で鑑賞。
ロバートデニーロとエドワードノートンがタッグを組んで地下に安置されたとある財宝を盗み出す現代の話。抑えの効いたスパイアクション。

マーロンブランドは彼らの仲間で情報屋といったポジション。
最近、若かりし頃から晩年までいろんな御代マーロンブランドを鑑賞しているのだけれども、失礼ながら初見では彼だと分からないくらい老いて太って崩れている。
ほぼアクションや印象的な言動もなく、ただ横顔と怒声を上げた時の迫力はやはり彼ならではのものだと堪能できた。

作品に関しては
潜入に至るまでの経緯も意外性があったし、エドワードノートンも色んなキャラの使い分けをクレバーにしているし、1番の見所のデニーロのメタルギアソリッドぶりも決して悪く無い。
だがどうしても今ひとつ爆発力に欠ける印象。
捻りがありそうでそんなに無い。

この手の作品を観ると、どこかでMIシリーズや007、あるいはダイハードと無意識的に比べてしまうからかもしれないが、
もっと宝のありかが攻略しがいのある有名な舞台であったり、
観たことない潜入ギミックがあるとより興奮できたのかなあ。
小型カメラはミミズみたくて可愛くて好きだったけど笑

決してつまらなくはないけど全体的にもう一声!って言いたくなる作品でした。
ピッツア橋本

ピッツア橋本