レアリテ男爵

ペパーミント・キャンディーのレアリテ男爵のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイトルのイメージが、感じる色が、これ程までに観る前、途中、観た後と変わるとは、、、予想してなかった。。

ペパーミントキャンディー、、
→あんまりよく分からんけどスッとして爽やかでほんのり甘い感じ
→初恋の相手のイメージと重なりほろ苦い、甘じょっぱいイメージ
→人生に翻弄され、自分自身に翻弄されて、壊れて涙も枯れ果てた末の塩味が加わった、なんとも塩からいイメージ
、、、そんな風に僕のイメージは変わっていった。

もうさ、このキム・ヨンホ、、、実は優しく臆病で女には一途な、それが本来の彼であり、観てる僕自身の亡き父も、全く同じだったよ!
キムヨンホは、おそろしく世渡りが下手で要領も悪く、軍隊でも体力はあるのに空回り、あげく、絶対に撃ちたくなかった高校生の女の子を軍側の立場上とはいえ撃ち殺してしまって号泣する、そんなヒトだよね。
刑事だった頃の狂ったような凶暴な取り調べも、彼はその瞬間壊れてんだから、加減なんて出来ないんだよね。ココロが綺麗過ぎると、何かと生きにくい。。

ほんのペパーミントキャンディーなのに、たったのペパーミントキャンディーなのに、何故あれ程彼には意味を持つか、、、初恋いや、そんな半端なもんじゃない、短命な虫の一生のようなイメージすらあるが、キム・ヨンホは、人生でたった一度の恋愛、たった一人の愛を交わす相手、それが初恋のユン・スニム(のはず)だったんだよね、だからそのキャンディーなんだよね!🍬、、、彼女以外他のヒトは、心からは無理なんだよね〜。オンナに産まれてきたらよかったのに、とすら、いや、今どきは、そんな昭和初期のような一生にたった一度の恋ヲして、ただ一人の伴侶でいいなんて女子はいないかな⁈ 💦

なぜ、ヤン・ホンジャのお尻を、そんな一生に一人位好きなユンスニムが目の前にいるのに、わざわざ初めて触ったか、、、バカ!と、観てて僕は心の中で叫んでたよ。
まったく、キムヨンホといい、僕の死んだオヤジといい、優し過ぎて自信なくしちゃうんだから、、、そして、惰性でボンヤリ生きてくうちに、ガタガタガタと、崩れていくんだよね、、、そんな優しいヒトの内部が、、、哀しいね。

ぶっちゃけ韓流好きな僕は実は、最近日本語よりも韓国語の方が、心地よいとさえ感じる。勿論字幕は必要だけど、とにかく日本語の音よりも、韓国語の方が断然好き、、、だから、時代で流行った歌を踊って手を叩いて歌いまくる韓国人のシーンは、凄く憧れるよ!
(#^.^#)