「晩春」と同じように結婚を急かされてる紀子さんが出てくるけど今作では登場人物が多く、様々な人たちのやり取りを通して人生の移り変わりを撮っていくような内容。
正直思ってたよりも感動・共感しなかった。「晩春」では質素でストレートに親子の関係性を描いてたが「麦秋」は見どころの対象がバラバラでいまいち映画が何を表現しているのかが掴めず。なんとなく家族それぞれの世代の日常が映ることで哀愁、平穏、希望みたいなのを感じたし、お馴染みのカメラワークや背景も記憶に残るのだけれども、全てスクリーンに留まってて自分の芯までは届かない。映画の内容が悪いわけじゃなく何だかまだ今の自分に合ってない感じがした。
きっと5年、10年と後に劇中の大人たちと同じ境遇に置かれた時また違って映るのかもしれない、