YasuhitoArai

原子人間のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

原子人間(1955年製作の映画)
3.5
ヴァル・ゲスト監督作品。
ブライアン・ドンレヴィ演じるクォーターマス博士が三人の宇宙飛行士を乗せた宇宙船が、地球に戻り不時着した。三人の内二人は宇宙船の中におらず、一人だけ救出されるが・・・という話。
ハマー・プロ配給。
クォーターマスシリーズ一作目。

この作品がヒットして、ハマー・プロがSFやホラー作品を中心に製作するようになった契機となる作品。
低予算のSFホラー。真面目な感じで話は進むが、チープさや、警備がゆるゆる等、ユルい感じで楽しめる。ただ、撮影はきれいに撮れてる。

最初は人に乗り移った宇宙生物の最終形態がタコ。冒頭の宇宙船が頭から地面にめり込んでいる画からして面白い。宇宙生物に薬屋がやられるリアクションも面白い。
宇宙生物が動いた後に、粘液状の痕跡が残る。『溶解人間』に影響を与えてそう。あと、エド・ウッドが好きそう。
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