このレビューはネタバレを含みます
西部の荒野でエイリアンとカウボーイが激突！！！
いきなりネタバレ書くけど、ヒロインであるオリヴィア・ワイルド演じるエラの正体が宇宙人っていう設定がよくわからなかった
まずダニエル・クレイグ演じる主人公ジェイク・ロネガンがいて、謎の器具を腕につけられた彼は記憶喪失
そんなダニエル・クレイグを導いていくのがオリヴィア・ワイルドになるんだけど、いまいち目的がハッキリしない
家族をエイリアンに殺され、その復讐を果たしたいとダニエル・クレイグに伝えはするんだけど
敵のエイリアンが地球へやって来た理由が、地球の資源である「金」を狙っての事だと教えてくれたり
謎の器具の使い方を知っていたり、どてっ腹に穴を開けられ体を焼かれても復活したり
どうもエイリアンに知性を感じられないのを考えると、実は彼女が黒幕なんじゃないの？だからこそあれこれ教えて誘導していく
エイリアンが本当に彼女の言うとおり「金」が目的なら、「金」をどう利用しているのか描いてくれないと
何か描き方を失敗してる気がする
ちなみに彼女が全裸で炎の中から出てくるシーンはトビー・フーパー監督の映画【スペースバンパイア】のオマージュだと思う
【カウボーイ＆エイリアン】のエイリアン部分は前述の通り、「何だかな」という印象なんだけど
カウボーイ部分は結構しっかりしてる
これだけしっかりしてると、エイリアン抜きの映画で観たかった気がする
腕につけられた器具から出すビームが強すぎるのも難点
どんどんエネルギーが切れていく描写とか、回数制限とかあればもっと良かったと思うんだけど
ドルハイド大佐演じたハリソン・フォードが元騎兵隊で、アダム・ビーチ演じるインディアン青年の育ての親という設定や
サム・ロックウェル演じる酒場の主人が愛する妻を助けるために奔走する姿が良いだけに
何かつくづく残念な感じが・・・
