星の授業中、先生にあてられて答えを知りつつ答えないジョバンニ、引き続きカンパネルラもあてられたが何も言わない。
ジョバンニがある夜、1人で星空を眺めていると銀河ステーションと言うアナウンスとともに光に包まれ気がつくと列車に乗っていた。そこにはカンパネルラもいた。
ジョバンニ(田中真弓)群青色の猫。貧乏な上、ラッコ漁に出た父親が帰ってこない。母親(島村佳江)は病気の為、学校に行きながら働いている。クラスメイトからバカにされがち。
カンパネルラ(坂本千夏)ショッキングピンク色の猫。裕福な家に育つ。ジョバンニがクラスメイトにからかわれているのが気にはなっているが何も出来ない。冷静な優等生。
ザネリ(堀絢子)「お父さんがラッコの上着を持ってくるよ」とジョバンニを何度もからかう。
青年(菊池英博)ただし(渕崎ゆり子)とかおる(中原香織)の家庭教師。タイタニックを思わせる内容を話す。
マラソ(一城みゆ希)事件の事をジョバンニに語るクラスメイト。
鳥捕り(大塚周夫)鳥を捕って商売をしている。
他出演キャラ 牛乳屋(倉崎青児)車掌(梶哲也)老婆(新村礼子)雑貨屋の主任(常田富士男)盲目無線技士(青野武)化石発掘学者(金田龍之介)カンパネルラの父(納谷悟朗)他。
宮沢賢治の代表作で童話である。宮沢賢治をジョバンニ、親しかった保阪嘉内という方をカンパネルラと表していると言う学者もいるらしい。宮沢賢治は生涯独身である。この宮沢賢治の作品を猫をモチーフにし漫画にしたのは、ますむらひろしである。
使われてる音楽がバリで流れてそうで幻想的でもあり少しホラーを感じるくらいキャラや雰囲気が見ていてドキドキする不思議な作品です。
猫が出てるってだけで子供の頃何度も見たけど、その頃は内容をあまり理解できなかった。随分前に豊田科学館とスカイツリーに行った時にプラネタリウムで上映されてた内容も銀河鉄道の夜でした。映像がとても綺麗でした。
「ドラえもんのび太と銀河超特急」や「銀河鉄道999」もこの作品の影響で作られたようです。
サギの足、リンゴ、大きな十字架、石炭袋、ジョバンニの切符、クルミの化石、お祭りなども印象的だが、かおるが語る焼け死んだ蠍の話しは特に残る。死を目前としても逃げ続けるもんだろうよ...心が腐ってるなんて思わないけど食ったり食われたりって食物連鎖は自然なんだけどそれをする事で誰かが犠牲になるって事に気付いたってところなんかな。
モモクロが出てた「幕が上がる」を見てもこの作品を見たくなると思います。
大人になって見た方が奥深さが分かる作品な気がする。