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キリクと魔女のprocerのレビュー・感想・評価

キリクと魔女(1998年製作の映画)
3.9
 スタジオジブリの高畑勲氏が鑑賞して感銘を受け、
このような作品が脚光を浴びないのはおかしいとして
自ら辞書を引きながら翻訳、ジブリを巻き込んで
日本公開に踏み切ったという作品。

 日本とは全く違う世界観、音楽、そしてその主題は・・。
今の日本アニメーションは技術や人気が先行して
似たような作品が多いと感じませんか?
ジャパニメーションともてはやされる反面、業界の人々は
業界に対して大きな危惧感を抱いているそうです。

 当作品の舞台はアフリカの村。
主人公はなんと生まれたばかりの赤ん坊、キリク。
魔女によって苦しめられている村をすくうため、
知恵と勇気で次々と難関に挑むのです。
音楽も台詞も独特でいつまでも心に刻まれます。
この作品のテーマは深く、とっても大きいです。
それだけにダイレクトに伝わり、胸に迫ります。
マンネリ化したアニメや映画に見飽きたあなた!
是非この作品をお勧めしたいと思います!

 ジブリがオススメする良作シリーズでは
飛び抜けてオススメ。
映画って、面白いなーって
感じる描写。必見です。
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