ジョン・ギラーミン1974年作品でパニック映画の金字塔。やや尺長なのでけっこう寝かしていたがようやく鑑賞。いや予想以上に観応えがたっぷりあって楽しかった。
内容は138階建ての超高層ビルに起きた大惨事(火災)をスペクタクルに綴った作品。正直演出やアクションに古さを感じる部分もあるものの、ドラマとアクションとスペクタクルな映像のバランスや構成やテンポも快適で観易い印象だ。
スディーブ・マックィーンの出番は遅めだが、ポール・ニューマンとダブル主演も観どころだろうか。私的には最初からドラマの中心にいたポール・ニューマンの方に少し入れ込んで観ていたように思う。CGを使わない炎の映像も大迫力。あとパニック映画に限らずビルアクションの雛形にもなっている様な気がする。
実は最近アメドラのシカゴ・ファイアを何話か観て、消防士ものの古典への興味が急上昇したのが鑑賞の動機だった。あちらの内容はリアルなレスキュー中心で、日常に隣り合わせの事故や事件を扱っている。ドラマとは全く違って映画らしい良さが詰まった作品だった。観て良かったと思う。
