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ダ・ヴィンチ・コードのhitomaのレビュー・感想・評価

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)
4.2
原作が流行った頃に、原作を読んで映画も見ていた様な気がするけれど、今回見てみて映像は全く記憶に無かったので見ていなかったかもしれない。原作の内容を思い出しながら鑑賞した。ノーカット放送ではなくCMの入れ方が雑だったからか、話がブツ切りに感じられてしまったのだけれど、原作は原作で、よく視点が入れ替わる複雑な展開だったような気もする。

トム・ハンクスは個人的にターミナルの印象が強くて原作のロバート・ラングドンよりは頼り無いイメージなのだけれど、ソフィー・ヌヴー役のオドレイ・トトゥが知的かつ冷静な雰囲気があり上手く補完していてバランスが良い。脇役も原作のイメージから大きく外れる事なく良いキャスティングかつ演技だ。ストーリーも大きなアレンジ無くあの長い原作をよくまとめていて、総じて良好な映画化作品と言えるだろう。

それにしても、原作は根拠の無い噂をさも真実かの様に表現していて、普通の人から見れば面白いから良いのだけれど、ダン・ブラウンは思い切った事をしたなあと思う。
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