良かった。
良い映画だった。
1937年の映画とはとても思えないほどの映像クオリティ。
継母でもある女王に狙われた白雪姫は森の中に逃げ込む。
そこでも疑心暗鬼になっている彼女は“視線”に怯える。
その沢山の視線は森に住む動物たちのものなんだけど、ここの白雪姫の心情を映した表現が好き。
そして動物と知って安堵した白雪姫は歌いだす。
ディズニー長編アニメ第1作である今作の時点で数多くの名曲が歌われている。
きっと一曲も知らない人なんて日本にはいない。
ここで始めは“楽しいから歌う”だったのが
段々と“歌うから楽しい”に変わっていくのを感じる。
小人たちが苦手な手洗いをしたのも
自ら楽しもうと歌ったからだ。
白雪姫が小人の家をキレイにするのも
楽しいから歌うんじゃない。
歌うから楽しいんだ。
楽しもうとすれば楽しいんだ。