グラビティボルト

デッド・サイレンスのグラビティボルトのレビュー・感想・評価

デッド・サイレンス(2007年製作の映画)
3.0
恐怖演出、特徴的な所を挙げるとしたら
「音が徐々に消滅していく」所だろうか。
ひとりでに話し出す所が腹話術人形を使ったホラーの特徴であるハズなのに、寧ろ人形の周囲から音が消滅する逆転の発想が恐ろしかった。
あと、盟友リー・ワネルとの脚本も中々で、ラストにちゃんと生理的な嫌悪感が後を引くギミックが仕込んである。
中盤辺りでまだまだ恐怖を煽る手数が少ない感じが露呈しちゃうのが惜しいけど、光源を常に明確にした画面はリッチ。
ここから死霊館〜マリグナントまで繋げたのは見事。