「インフィニティプール」が弩級の愚作だったので心配だったが
「別人の脳内に侵入して仕事をする殺し屋」という設定のケレンで最後まで走り切るので、意外と観れた。
主人公が殺し屋として危うくなってしまう理由が、家族が彼女に与えるストレスである点が興味深い。
脳内を弄られた人物が操られて殺人を犯す展開、「パララックスビュー」や「テレフォン」を連想した。
ただ、捻った殺し屋のアイデアでシンプルに盛り上げるのではなく、
「奇抜」なモンタージュで埋め尽くすアート志向が若干ニガテ。
最終的な結論も、だいぶ突き放したものだ。