不朽の名作!
恋愛ものは、数ありふれているけれどここまでウキウキ、ドキドキするものが他にあるだろうか。
たとえ白黒映画であろうと、ここまでカラフルで美しく輝いて見えるのは、オードリーあってのものだろう。
たとえ王女であろうと、学歴や年収が人一倍あろうと、そんなことよりもその人の人間性が一番大切。
そしてこの映画は、人を愛することだけではなくて、小さな幸せも描いている。
人は自分の置かれている立場を分かっていないもので、毎日暮らしている中で、ささいな喜びや、小さな日々の幸せを忘れがちである。
アン王女には、僕らには当たり前である普通の生活を経験したことがない。
好きな時間まで寝ることや、パジャマを着ること、スクーターに乗ること、好きなときにカフェに行き、アイスを食べ、美容院に行くことなど
そんなひとつひとつの瞬間を目を丸くして、少女のように笑い喜び、噛みしめる。
新しい発見や経験をしたとき、人ってこんなに輝き、純粋になれるんだ。
僕らにとって、普通のことが誰かにとっては普通ではない。
そんな世界が今もある。
時代は便利になってきているけれど、小さな幸せを感じることを忘れてはいけない。
また、人々は時間という重りに縛られすぎている気がした。
生活や仕事をしている以上は、時間を気にしないなんて無理なんだけど、いつかそんな生活がしてみたいものだ。
とにかくローマに行きたい(笑)