ナツミ

フロイド/隠された欲望のナツミのネタバレレビュー・内容・結末

フロイド/隠された欲望(1962年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

授業で観たけれど、単なる勉強のための作品ではなくドラマとして素晴らしい。父母への憎しみに気付くシーンや、先生への愛は病気なんかじゃないわ!というシーンは泣きそうになった。
「人間は無邪気さを失わずには生きられない。子供はいつかみんな罪を負うことになる」...フロイトの論理って、よくこんなこと考えたな〜でもそうなんかもな〜程度の感想しか持ち合わせていなかったんだけれど、ここのシーンで、なんかこの理論の中の優しさをはじめて感じた。
タブーとして抑圧されているものを解放することは、人間そのものを救う可能性がある一方で、真実の処方が患者に死をもたらすというのもまた本当だなと思いました。人間って、難しい。
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