久々に深刻に怖い作品に出会えて私もスマイルスマイル！！
不穏なシーンの連続でこっちまで精神をもっていかれそうだった。主人公・ローズの演技が凄すぎる。
私たち観客にも邪悪なものは見えているにもかかわらず、ローズ自身の侵食されていき方が急速でまず怖い。狂人然としていく顔は、暗がりで見ると逃げ出したくなるような…。
ここまで「続きを見るのが恐ろしい」と感じたのはへレディタリーぶりかも！大興奮でした。
⚠️以下、ネタバレ含⚠️
やっぱり突然セキュリティの電話に裏切られるのは恐ろしすぎるやろ。
まだそこまで心構えできてなかったのでびっくりして震えたわ。昔の主治医の超いやらしい笑顔やお姉さんの首ボロン！も怖すぎて叫んでた。
ビックリさせる系のトラップとジワジワ心理系の怖さがうまくミックスされていてとても良かった。
題材が題材なだけに、大好きな『ババドック 暗闇の魔物』のようにトラウマに立ち向かうことで少し光が見えたりするのか？と途中からは祈るような気持ちに。
ローズが一人でトラウマに立ち向かおうとするシーンではちょっと泣いてしまった。感動したよ…だから本当に油断しました。
そうだよね、そんな甘くない、トラウマは消えないし、そんなに人は一人で強くはいられないよね。だから、元カレの警官の家で…本当に絶望した。
子供の頃観た怪談ドラマで、信頼してる人が朝が来たというので安心して戸を開けたらそれは魔が化けていた声で、まだ夜でした～っていう展開がめっちゃ怖くてずっと覚えてるんだけど（なんの作品か知ってたらコメントください）、この展開骨の髄から恐ろしくて絶望的でたまらないんよね。久しぶりにマックスで食らってしまった…。
ローズが敗北するだけではなく、ローズに一番寄り添ってくれた元カレが次の餌食になってしまうなんて。あの婚約者どこいったんだよ～！ってところも邪悪で、よかった。
