ShiroKyogoku

ダークナイト ライジングのShiroKyogokuのレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
5.0
こっちは、ダークナイトとは違い劇場以来の鑑賞。

当時ダークナイトが凄すぎて、こっちがあんま印象に残ってなかった気がしていたけど、改めて観てみると、こちらあってのダークナイトと言ってもいいくらいの素晴らしさ!
ダークナイトでは倫理や道徳に対し階層的に問題提起して、物語の屋台骨にしているけれど、今作では、バットマンがバットマンとしてこの壮大な自身のストーリーをいかに完結させてゆくか、という点に焦点を絞っていて、これまた命題からブレないところがすごい。

それでも、今作でやっぱり前作を引き継ぐかのように正義の問題を提示してるよう感じた部分は、ベインの行動。
爆発の事はともかく、封鎖からの一連の流れを見ていて、アレ
?これってやってること明治維新の頃の薩長軍と同じ感じじゃない?って思った。

とは言え、バットマンが最終的に、彼にとって「善い」かたちでバットマンに終止符を打つことができたことはとても嬉しかった!
感動し涙が出たのは、ゴードンへの最後の言葉、これこそヒーローの真髄、ダークナイトがゴッサムのヒーローへと昇華したことを顕す最高に泣ける一言だった。
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