Shu

ダークナイト ライジングのShuのレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
3.5
「ダークナイト ライジング」観てきた。
長尺ではあったけどほとんど中だるみも無くぎゅっと凝縮されての約3時間。あんまり内容を説明したくないっつかまずは観てくれといいたい。
そしてできれば「バットマン ビギンズ」と「ダークナイト」を事前に観ておいたほうがいい。全てのつじつまがここに結実してる。
そして張り巡らされた仕掛けにおいらは何度も「お前かいっ!」を連発。
前作「ダークナイト」では善と悪のフィロソフィカルなテーマがあったけど今回は割とエンターティメントに徹してた気がする。
最高技術の結集された映像のド迫力、ぐいぐい引っ張る脚本と役者の素晴らしさに垂涎。
かといってつっこみどろが全く無いわけじゃないけどまぁそこはとりあえず目をつぶろう。つっこみどころよりも作品としての面白さの方が凌駕してたから。
若き警官役のジョセフ・ゴードン=レヴィットはいいね~
「500日のサマー」「インセプション」「メタルヘッド」とどんどん魅力的な役者になっていくね。
キャットウーマンのアン・ハサウェイもなかなかエロくて良かった。まるで不二子ちゃんさながらのアクションになんといっても衣装がすんばらしかった。


ここからネタバレ。


3時間ぐぐっと引き込まれつつのあのラスト・・・え?ノーランそんな!
鉄腕アトムの最終回か?手垢まみれの自己犠牲ネタにちょっと引く。ちょっとね。
あの監獄穴はどう見ても中東が中央アジアあたりの荒野なんだがそこからウェインは丸腰で脱出して厳戒態勢のゴッサムにすんなり戻ってきたのには正直エッ!?ってなった。
そして戻ったバットマンにあっさりぶっ飛ばされて終わるベインって。
核爆発も沖合いだから大丈夫!ってのもどうなんだろうなぁ。ハリウッドの感覚なのか。
バットマンのシリーズは完結したけど個人的にはジョセフ・ゴードン=レヴィット主演のスピンオフ作品が観たいな。
あとで聞いたけどあのスタジアムの崩壊は実写らしいね。驚いた。
ちなみに原題は「THE DARK KNIGHT RISES」
勝手に進行形にしていいのかね?

(2012年08月02日レビュー転載)
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