大鹿村騒動記で原田芳雄さんがとても愛らしく見えたけれど、この映画の原田芳雄さんもまた魅力的でどこか愛らしい。
今回の女性を惹きつけてしまう役もぴったりだと感じた。
出演者は時効警察好きはたまらない!
監督は三木聡...ではなく岩松了!三木さんはなんと俳優側。
その他、オダギリジョー、麻生久美子、江口のりこといった時効警察陣!!
その他にも大竹しのぶに冨士眞奈美に小林薫、忌野清志郎と豪華なキャストでびっくり!岩松了監督のお人柄が可能にしたのかしら?
そして何よりハマったのが音楽!!!
(音楽かよ!ってね)
序盤のオダギリジョーが自宅まで走るシーンで流れるうきうきした気持ちが伝わってきて、おやおや、これ、音楽最高じゃない?ってテンションが上がったのだが、その後も大竹しのぶが追いかけられるシーンや式場でのシーンなどなど、各所でトランペットの気持ちいい音がなってかなり良い。
Shazamで音拾ってみると「勝手にしやがれ」というジャズバンドの曲とのこと。ジャズバンドは未知の世界だったが、これを機に聴きたい。
ストーリーはゆったりしているけれど、見どころたくさん。
「たみおのしあわせ」の題にもあるように、しあわせって何ぞや。と感じさせる。
たみおは父の幸せを願い、父はたみおの幸せを願い、結果2人は幸せに暮らせたのだろうか。
父子ともに不器用ながらに、これからも互いに言い合いながら、愛し合って生きていってて欲しいなぁ〜と願ってしまう作品でした。