実にややこしいSFサスペンスもの。
エンジニアの兄ちゃん二人が偶然にもタイムマシンを開発してしまう。これを使うとちょいとだけ過去に戻る事が出来るのだ。株をやったら大儲けできるんじゃね？と思い立つ彼ら。なるべく注意深くタイムパラドックスの弊害を無くそうとルールを決めて立ち回る彼らだが、何故か異変が起こりはじめる。
この映画、かなり難解です！
僕は一回目、ボーっと観てたら途中で訳が分からなくなった。で、途中で止めて最初っから観直すハメに。集中して観たら最後でなんとなくは理解できた。これはタイムトラベルの代償について描いておりますな。そいつが人間性に及ぼす影響。しかし人に説明できるほどは分かってはいないと思う。
ただでさえややこしい話に時系列も混ぜ合わされている。と聞くとメメントっぽいけど、まだアッチの方が分かりやすいレベルです。エンジニアの兄ちゃんらも理系バリバリの専門用語を駆使してくれるので最初のほうも何を言ってるか分かりません。そこに付いていければ台詞もオモロイのかも？
まるで複雑な立体パズルみたいな代物ですが、コレって映画より小説の方が良かったのかも？練り込まれた話はスゴイと思ったけどねえ。映像は自主映画っぽくてめっちゃ地味で、SF映画的な面白さを全然感じなかったから。
